雇用保険料引き上げニュース
みなさんこんにちは ハーツネクストです。
オリンピックもそろそろ終盤になってきました。選手の方の活躍はうれしいことですが、連日、新型コロナウイルス感染者が新記録を更新する、という危険な状態が続いています。
一番最初に緊急事態宣言が出た時のことを覚えていらっしゃいますか?
3月から学校が休校になる、という大ニュースからはじまりました。初めてのことだらけで、いったい何から手を付けたらよいのやら?という日々でしたが、もうあわただし過ぎて、あまり覚えていないくらいです。
そしてその時に大きく話題になったのが、
雇用調整助成金 という制度です。
雇用調整助成金とは・・厚生省より引用します
雇用調整助成金とは、「新型コロナウイルス感染症の影響」により、「事業活動の縮小」を余儀なくされた場合に、従業員の雇用維持を図るために、「労使間の協定」に基づき、「雇用調整(休業)」を実施する事業主に対して、休業手当などの一部を助成するものです。
また、事業主が労働者を出向させることで雇用を維持した場合も、雇用調整助成金の支給対象となります。
ここでは、令和2年4月1日から令和3年9月30日までの緊急対応期間における制度の概要をご紹介します。
通常時の雇用調整助成金についての情報は、雇用調整助成金の制度紹介ページをご覧ください。(厚生省より)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07.html
コロナ対策として生まれた助成金ではなく、元々、企業が休業をした場合の助成金として以前から存在していました。ただ、事前に計画書が必要だったりと手続きが煩雑かつ複雑(簡単に言うと、難しくてめんどくさい)だったのですが、それを、コロナ特例として、手続きを簡略化したのです。(簡略化しても正直めんどくさかった・・・)
昨年からコロナ特例が始まったのですが、日本全体で今までに支給された助成金の合計額が、なんと。
申請件数4,286,330件
支給金額
40,705.88億円(4兆705億円)
数字が大きすぎて、一瞬いくらなのか分からなかったです
当然ですが、国のお金というのは税金で賄われているわけで、この雇用調整助成金の出どころはどこか、というと、
これが・・・・・
雇用保険を財源
としているわけです。
というわけで、ついに財源がひっ迫する時期がきた、というわけです。
非常に平たい言い方すると、
企業と個人の両方から雇用保険って徴収してるんだけど、コロナ前は景気もそれなりに良かったから、結構いっぱい溜まってたんだよね。でも今回のコロナでいっぱいみんなに払っちゃって、お金なくなっちゃったのよ。だからちょっと値上げするんで、みんな払ってね。値上げって言っても、雇用保険はそんなに高くないから、きっとみんな気が付かないくらいだよ
って感じでしょうか。
雇用保険の役割などを話すと長くなってしまいますので、ここでは省略して、具体的においくらなのか?という点に絞りましょう。
週20時間以上働いていらっしゃる方は、雇用保険に加入しており、月々のお給料から控除されています。
今回のこの引き上げというのは、
私たちが失業したときにもらえる失業手当が増える、という引き上げではなく、毎月払っている方の金額が引き上げられる
ということです。
雇用保険に加入していても、ご自分が毎月いくら払っているか?といういのをあまり意識していないのではないでしょうか?
なぜなら、厚生年金などに比べて、雇用保険は金額が低いんですよ。
参考資料→https://www.mhlw.go.jp/content/000739455.pdf
時給1000円で1日8時間、1ヵ月に20日間働く方の場合で、
16万円×0.003=480円
この料率が今個人負担が0.003なのですが、どこまで上げるのかということについて、具体的な数字は発表になっていません。おそらく0.004かなと勝手に予想しています。
個人負担よりも企業の負担の方が影響は大きいので、引き続きニュースを待ちたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
で、
少々本音を。
コロナ禍で、国は様々な支援を行っています。一律10万円支給っていうようなこともありましたし、休業している会社への補償金などで大きなお金が動いています。現在も、兵庫県は蔓延防止措置が出ており、飲食店は休業しているところが多く、厳しい状況です。支援金は絶対に必要です。
が、無駄なことにお金使ってないのか?その支援金を配るためのシステムは問題ないのか?とか、スマホに入れたけど、一向に役に立ってる実感がないアプリとか?
ほんとに必要なお金が必要なところへ回ってるの?だれか中抜きしてないの?
ツッコミどころが多すぎて、雇用保険料引き上げって言われても、反対っていうよりは、諦めモードな人も多いのではないかなと思います。
そして次にはどうせ社会保険料も値上げでしょ?消費税も値上げでしょ?みたいな。
私たちに出来ることは、しっかりと義務を果たしたうえで、世の中の動きに目を向け、選挙に行くことです。選挙権というのは権利なんですよね。っていう話をすると長くなるので、今回はここまで。
ほんとにほんとに最後までお読みいただきありがとうございます。
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